しばらくお散歩オアズケのつもりが、ついつい出掛けてしまいました。
木之本~道の駅あぢかまの里。
県道336を歩いている途中、地元のおっちゃんに手招きをされて、近づいてみると鹿の死体。
「駆除した奴が尻尾だけ取って棄てていくんやわ」
駆除頭数の証明に、尻尾を持ち帰るそうです。
「今はエエけど、夏は蛆わいて臭くてかなわんのや」
「鹿、美味しいのに」
「せやろ、鹿旨いのに勿体ないやろ」
私と会う前に、おっちゃんは他に2頭の死体を見つけたそうです。
おっちゃんと別れて、あぢかまの里を目指し藤ヶ崎を進む。
琵琶湖を縦に眺められるから、すごく景色がきれい。
でもねでもね、時々ふと湖岸に目をやると…。
おっちゃんの話を伺って、意識してたわけでも無いと思うけど、フワフワの毛皮付きを2頭、毛皮と頭と肉の無い骨格を4頭、目にしました。
鳥獣の糧になったというよりは、骨だけ棄てていったような桜色の骨格。
(血肉が平気な私は写真を撮ったらupしてしまうので、敢えて撮らなかった。)
駆除ってのは、死体始末まで含むんじゃ無いのかなぁ。
駆除後の獣を引き取って、捌いて市場に卸すルートが確立してないのかなあ。
棄てていくほど余っているなら、ぜひ市場にならんで欲しい。
手軽に鹿肉を買えるようになったら嬉しい肉好きです。
ただただ殺すだけってのは…害獣とは云えなんか、命に対する敬意が無いというか、日本人的では無いというか。
そんな事を考えながらの、お散歩でした。