鮒寿司同好会2020

今年も行って参りました。

鮒寿司の仕込み。

 

昨年は東京から、おもしろ半分のお手伝い参加だったのですが、今年は滋賀県民あおき
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あじろ笠も手に入れて、気合い充分!

5Kg19匹、自分たちの鮒寿司を仕込みました。

 

まずは昨日6/20

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塩漬けの鮒(塩切り鮒)を洗い(磨き)ます。

滋賀県産ニゴロブナでは無いそうです。


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みんなで川の中、真鍮ブラシで鮒をゴシゴシ。


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上:磨き前

下:磨き後

割り箸を使って目玉も抜きます。

目玉抜き作業が、私の最も好きな工程。

グリッとしてグリュとしてブチッとして…


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磨いた鮒は水道ですすぎ、頭を下にして一晩乾かします。


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20+15+10+5+5=55kgの磨き後の鮒たち。

 

そして本日6/21

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樽の中に塩味ご飯を敷き詰めて


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エラに塩味ご飯を詰めた鮒を並べる。

そして塩味ご飯、そして鮒


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そして最後は塩味ご飯。

真ん中はちょっと山盛りにします。


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みんなの樽詰めが終るのを待ちながら、藁を三つ編み。


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鮒の樽に竹の皮で蓋をして、編んだ藁を樽の縁に沿わせて樽の中を平らにします。



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ウチ蓋を置いて重石を乗せて


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さらに水を張って終了。

水…何で張るのかは分からないけど「水入れた方が美味しいんや」と、会長(主催者)さま。

水が少ないと美味しくならないそうです。


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会長のお宅で冬までお世話になる樽たち。

今年は5回に分けての鮒寿司同好会だったそう(全ての樽が写っている訳ではない)です。

 

会長さまも決してプロではなく、趣味で作り始めたら「私もやってみたい」とご近所、お友達が集まり…の鮒寿司同好会。

 

滋賀県の郷土料理No.1なイメージの鮒寿司も、ご自身で作っているご家庭は少ないのかも知れません。

嫌い・面倒くさいもあるでしょうが、琵琶湖のニゴロブナがブラックバス等外来魚のせいで貴重になっているのも理由の1つ。

在来種固有種を守る為に外来魚はリリースしないでね。

 

果たしてブラックバスで「なれ寿司」は出来るのか?美味しいのか?

少し気になる。興味がある…。